● 背面のメモホルダーは別途購入の上
貼り付け。

● 一番上の写真は、マニュアルアダプター
非装着

● 現在所有のシステム 
   ・OM10ボディ
   ・オリンパス ズイコー50mm F1.8
    これでは寂しいので、ストラップと説明書、
    レンズキャップも写真に撮りました(笑)
オリンパス  OM10
● 主な特徴

・ オリンパスOMシリーズ初の「OM二桁機(=普及機)」。
・ 単体では絞り優先モードのみであるが、別売りのマニュアル・アダプターを装着すれば
  マニュアル撮影も可能。
・ オリンパスなので、当然「小型軽量」。
 

● 購入

 1987年7月? 大阪難波のカメラ店にて。 
 

● 購入のいきさつ(昔なのでかなりあいまい)

大学の同級生に、カメラ好きがおり、触発されて一眼レフの購入を決意。
殆ど何の知識もないまま、難波のカメラ店に出向く。

当初、おぼろげにイメージされたのは、やはりニコンやキャノン。
ただカメラ店では入門用としては「ニコン」は勧められず(笑)、
代わりに「キャノンAE−1」「キャノンT−50」「オリンパスOM10」を紹介される。 

比較検討すると、デザインはキャノンT−50が気に入る。
しかしT−50はプログラム専用機、AE−1はベストセラー機ではあったが
絞り優先専用機であることが判明。
一方、OM10は絞り優先専用機ではあるが、別途パーツを購入すればマニュアル撮影も
楽しめるとのこと。
将来性も考え、OM10を購入。
購入セットは、ボディ本体に、レンズメーカーのズームレンズ2本で構成と記憶している。

後日、マニュアル・アダプターとストロボを購入する。

なお、2003年6月、ようやく純正標準レンズを購入。

● 感想

何と言っても私の第一号一眼レフです。

このカメラは、入門機です。従って購入後しばらくして上級機が欲しくなりました。
私は多少、「形から入る」傾向がありまして・・・(笑)。
また、オリンパスはニコンやキャノンより、少し格下に見られていたのも事実。

プロ用=ニコン・キャノン
ハイ・アマチュア用=オリンパス

こんな感じでした。
今思えば、そうでもない部分があるように感じますが・・・。

そんなメーカーの入門機ですから、一層買い替えたかったのです。
しかし私はひねくれ者ですので、ニコンやキャノンのカメラは欲しくならず、
オリンパスのOM一桁が欲しかったのであります(笑)。


でも、何とか
ずっとこのカメラを使い続けましたが、1994年、遂に買い換えを決断。
OM−4を買うつもりでしたが、AFの便利さに惹かれ、
またオリンパスの将来性に不安を抱き、ペンタックスに乗り換えます。
その後、OM10は私の部屋の押入で、長い眠りにつくのでした。 

2003年になって、ネットで様々なカメラサイト様と交流をもち、
BBSで昔のカメラの話題になることがありました。
そんな中、急にOM10を触りたくなり、押入から引っ張り出しました。
今眺めてみると安い入門機にもかかわらず、結構金属パーツが使われており、
渋い佇まいです。
どうでしょう、雰囲気だけならF100よりいいかもしれません。
Z−1には楽勝でしょう。

どうやら、カメラ本体は動きますし、某レンズメーカー製標準ズームもカビや曇りは
見あたりません。
但し絞りリングには粘りがあります。
一方、残念ながら某レンズメーカー製望遠ズームとストロボは使えそうにありません。
そしてボディと標準ズームで撮影すると、きっちり写ります。
但しレンズの描写が全くだめでした。

実はオリンパスは、OMシステムの生産を2003年の3月に中止しており、
新品購入のチャンスは在庫のみという状況です。
そこで慌ててF100を買った梅田のカメラ店で、オリンパスの純正レンズを購入しました。

今では、この小型軽量のOM10をカバンに忍ばせ、
いつでも気軽に写真を撮れるようにしています。

本当は、これは現代ならデジカメの役目なのでしょう。
しかしフルオート・カメラに慣れてしまっていた私に、OM10はマニュアルの面白さを
思い出させてくれました。
第一私はデジカメを持ってません(笑)。
気軽に、しかし自分でピントを合わせてマニュアルで撮る・・・。
実はこれも凄く楽しいものです。

もちろん不満も大いにあります。
あまりにも大きいミラーショックは、常に手ぶれの心配がつきまといます。
また、フィルム巻き上げレバーがプラスチックというのも、実に不安です。
安価な入門機ですから、仕方ないのですが・・・。

しかし最大の不満は、もう修理が出来ないこと。
オリンパスでは部品を保有していないため、修理が不可能なのです。
詳しいことは触れませんが、OM10のような電子回路によって動作を制御するカメラ
(=電池で動くカメラ)は、基盤が壊れると全く動かなくなります。
そしてそのカメラがとっくに生産終了していると、部品が無く、修理ができないのです。
もちろん、それ以外の破損にしても、メーカーによるサービスは終了しています。

もっとも、古いカメラをきっちり修理してくれる日本の一眼レフメーカーは、
今やニコンくらいしかないのです・・・。

すなわちこのOM10は・・・壊れるとおしまい。
まぁ、中古のボディは、もの凄く安いので、それを購入するのもいいかもしれません(苦笑)。

なお、ようやく購入したオリンパス ズイコー50mm/F1.8。
良く写ります。
但し、かなり地味な描写をするレンズに思います。
最近の色乗りの良いレンズに慣れてしまっている目には、
物足りなく感じる場合もあるかもしれません。
しかしこの地味さが、私には新鮮に感じました。
ズイコーレンズには、他に「銘玉」と呼ばれるレンズが沢山あります。
しかし高価ですし、新品はもうほとんど買えません。中古も高いです。
企業存続には仕方のない選択・決断なのでしょうけれど、
OMの生産中止は実に惜しいと思います。




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